のぼり旗でのチチの選び方ガイド 取り付け位置・色・デザインのポイントをご紹介

2025/05/28

のぼり旗には「チチ」というパーツが欠かせません。
のぼりの布素材を、支柱であるポール部分に固定するパーツです。

のぼりを取り扱っている店舗では、チチの取付位置を細かく決められるショップも増えており、オーダーメイドのぼりを取扱う当社「グッズプロ」でも、チチの取付位置やデザインを細かく設定していただけます。

今回の記事では、のぼりの設置を検討されているお客様に対して、購入前に知っておくべきのぼりのチチに関連するお役立ち情報を徹底ガイドいたします。

この記事でわかること

  • チチの基本情報
  • チチ加工の種類
  • 選び方のポイント
  • 失敗しないための注意点

せっかく理想ののぼり旗を手に入れても、チチ部分を疎かにしてしまうと全体の見栄えが悪くなり、のぼりの効果を最大限に発揮できません。

ぜひ最後までご覧いただき、のぼり作りの参考にしてください。

のぼり旗のチチとは何か 取り付け位置とその重要性

グッズプロ のぼり旗のチチとは何か 取り付け位置とその重要性”

まずはチチの基本的な概要をご紹介します。

チチとは、のぼり旗をポールに固定するための布製のループ(輪っか)のことを指します。
小さなパーツではありますが、のぼりをしっかりと掲げるための要となる重要な存在です。一般的には旗の上部と左右どちらかに等間隔で設置し、ポールにチチを通すことでのぼりを固定する役割があります。

のぼりは風になびきながらデザイン内容をアピールするアイテムですが、正しくチチ固定することでのぼりが見やすくなり、アピールグッズとしての効果を最大限発揮できます。

「チチ」の語源

チチの語源については明確な情報はありませんが、布から突起している形状が「乳首」に似ていることから乳(チチ)と呼ばれるようになった説が有名です。

のぼり業界特有の専門用語として「チチ」が広く使われておりますが、

  • 乳布(ちぎれ)
  • チギリ
  • ミミ

と表す場合もあります。

取り付け位置

一般的なのぼり旗では、上部と左側の辺にチチを取り付けます。

これは、ポールにしっかり固定するために最も安定した配置で、左側にチチを付けることで、通行人や左側通行の車両にとって右読みがしやすいという特徴があります。

ただし、チチの取り付け位置はのぼりの設置環境によって最適なパターンが異なるので、細かく変更ができるショップでの購入がおすすめです。

ご利用ガイド チチの位置について

のぼりのチチ加工の種類と特徴 仕上がりを美しく見せるポイント

グッズプロ のぼりのチチ加工の種類と特徴 仕上がりを美しく見せるポイント

チチの取り付け加工にはさまざまな種類があり、のぼり旗の用途や見た目の仕上がりに合わせて選ぶことが重要です。

グッズプロではお客様の多様なニーズに全てお応えできるよう、チチの細かい取り付け位置を含め、5パターンの選択肢をご用意しております。

指定箇所のチチ加工

グッズプロ のぼりのチチ加工の種類と特徴 仕上がりを美しく見せるポイント

グッズプロのチチ設置位置に関して、以下のパターンからお選びいただけます。

  • 左チチ
  • 右チチ
  • 上チチ
  • 上下チチW(ダブル)※AバナーでもOK
  • 上下チチ3(トリプル)
  • 左右チチ(両サイド)
  • 上左右チチ(上と両サイド)
  • 上下左右(四辺)
  • ハトメ4スミ
  • 左チチ+ハトメ 右下にハトメ1発
  • 右チチ+ハトメ 左にハトメ1発
  • 右チチ+ハトメ 左にハトメ1発
  • フリルバナー 左チチ
  • フリルバナー 右チチ
  • 左棒袋縫い
  • 右棒袋縫い
  • 上のみ棒袋縫い
  • 上下袋縫い
  • タペストリー加工 ※上下辺棒袋縫い ※上辺用適量ひもつき
  • 吊り下げ旗 ※上辺棒袋縫い ※適量ひもつき
  • 吊り下げ旗 チチ仕様 ※上辺チチ3 ※適量ひも付き

いずれも、一辺に対して等間隔にチチを設置します。上下は3つ、左右は5つのチチを同じピッチで取り付けるため、程良く風に靡きながら固定ができます。

ハトメ加工

グッズプロ のぼりのチチ加工の種類と特徴 仕上がりを美しく見せるポイント

ハトメ加工とは、のぼり生地に丸い穴を開け、金属製のリング「ハトメ」を取り付ける加工方法です。

ロープやフック等で固定が可能なため、チチよりも耐久性や安全性が高く、長持ちするのが魅力的。上左チチや上右チチと組み合わせたり、四隅をハトメ加工することが可能です。

チチ無し

主に屋内展示やタペストリー形式で使用する場合には、チチが不要となることもあり、チチ無しの選択も可能です。

不要なパーツが付かないため、全体がすっきりとした印象になります。

棒袋縫い

棒袋縫いとは、のぼりの端を筒状に縫製し、そこにポールを通す加工形式で、以下のような特徴があります。

  • チチよりも見た目がすっきりして、のぼりのデザインを邪魔しない
  • チチよりも風の影響を受けにくく、巻き上がり防止になる
  • ポールに通すのが簡単で、撤去と設置を頻繁にする場合におすすめ

グッズプロでは、チチと同様に上左・上右・上のみ・上下と複数のパターンで棒袋縫いをお選びいただくことが可能。

チチよりも優れた点が多い加工方法ですが、オプションの料金が掛かります。

そのため、1個当たりの単価を抑えたい場合はチチがおすすめで、高級感や機能性に魅力を感じる場合は棒袋縫いがおすすめです。

ご利用ガイド 棒袋縫い加工の詳細

タペストリー加工

ポールを使用した設置ではなく、タペストリーとしてご利用される場合には専用の加工が可能です。棒袋縫いと同じ要領で、上下にパイプを通せるよう加工します。

主に屋内での掲示をするイベント時に向いており、看板やイーゼルスタンドと併用することも可能。横幅を広くとることができ、装飾性の高さが魅力です。

タペストリー加工について

のぼりを綺麗に見せるために

のぼり旗はシワを作らず、生地のデザインをいかに強調できるかが重要です。

  • ポールを通さない方向にはチチを取り付けない
  • 設置場所の風向きを計算してデザインする
  • 設置する際は全てのチチをポールに通す

チチの数や取り付け位置だけでなく、旗本体のデザインとのバランス、風でのたるみの出方なども全体の印象に影響します。

チチの色・デザインでのぼりの印象が変わる 選び方のコツとは?

グッズプロ チチの色・デザインでのぼりの印象が変わる 選び方のコツとは?

どんな用途ののぼりでも、生地のデザインを一番目立たせたいですよね?

そのためには適切なチチの取り付けが大切。店舗によってはチチの色や素材を選べる場合もありますが、グッズプロでは無地・無着色のシンプルで一般的なチチを採用しております。

あくまでのぼりの主役は布素材。固定用のパーツはなるべくコンパクトでシンプルにして、目立たないようにするのがおすすめです。

他にも、チチのオプションを選ぶ際に基準となるポイントを3つ解説します。

設置場所の環境

チチの取り付け位置は上左が一般的とご紹介しましたが、のぼりを設置する環境に合わせてこだわったカスタマイズをしましょう。

チチの位置を決める際、一番重要なのが「風向き」です。

設置予定の場所に、風の影響を受ける素材を設置して、事前のチェックを行いましょう。
風向きは天候や季節、時間帯によっても大きく変わります。

およその風向きが分かれば、のぼりが長時間裏返ってしまう事態を回避できますので、しっかりと確認しておきましょう。

ポールとの相性

固定するポールにもさまざまな規格があり、太さや仕様によってはチチのサイズが合わず、取付に支障が出る場合があります。

のぼりとポールは、同じ店舗でセット購入するのがおすすめです。

ご利用ガイド ポールについて

のぼりのデザイン

のぼりをデザインする際の注意点とも言えますが、チチが目障りで全体のデザインを損なってしまう場合があります。

綺麗に見せるポイントでもご紹介した通り、不要な箇所へはチチを取り付けず、設置場所を入念にチェックした上で、取付位置を決めましょう。

のぼりのチチで失敗しないために 耐久性・位置・デザインの注意点

グッズプロ のぼりのチチで失敗しないために 耐久性・位置・デザインの注意点

チチの選び方や加工方法によっては、思ったような仕上がりにならず、失敗と感じてしまうことも。以下のようなポイントに注意して、長く美しく使えるのぼり旗を作りましょう。

設置中のシワ防止

チチの取り付け位置や固定方法を正しくすることで、強風対策だけでなく、シワを防止して、ピンとした状態で設置する助けにもなります。

チチの位置にこだわりがない場合は、上左か上右がおすすめとしてご案内しております。
上下と左右の異なる方向を2箇所固定することで、安定性や強度が高まります。

複数設置の場合

同じ空間に複数設置する場合は、チチの位置を統一するのがおすすめです。

風に靡いた際、それぞれがバラバラの動きをすると視認性が悪くなり、隣接したのぼりが干渉してしまう懸念もあります。

チチの位置を統一することで、等間隔に置いたのぼりが連動するため、通行人や車から見た時に注目が集まりやすくなります。

色はシンプルに

よくある質問の中に、「のぼりのメインカラーとチチの色を揃えた方が良い?」というものがあります。

これはのぼりのデザインと同様、見た目の好みで決めていただくことも一つの選択肢ですが、グッズプロではシンプルな無着色をおすすめしております。

理由は、のぼりデザインとの統一性を考慮し、チチやポール、土台などの用品にこだわりすぎると、価格が上がり、のぼりツール本来のコスパの良さが台無しになってしまうから。

グッズプロで採用している無着色(ホワイト)のチチは目立ちにくく、のぼりのデザインを損ないません。

オリジナルのぼり製作なら「チチ加工」も対応可能 グッズプロへご相談を

オリジナルのぼり製作なら「チチ加工」も対応可能 グッズプロへご相談を

グッズプロでは、お好きなデザインでのぼりを作成できるオリジナルのぼりのオーダーメイドサービスをご提供しています。

この記事でご紹介した通り、チチの自由な選択に加え、多種多様なオプションによって理想の製品を作ることが可能です。

また既製のデザインも豊富な品揃えがあり、必要に応じてグッズプロのデザイナーからデザインをご提案してお届けすることもできます。

のぼりは1枚からご注文可能ですので、試験的にのぼりを導入したいお客様にもおすすめです。興味を持ってくださった方は、ぜひグッズプロへ製作をお任せください。

オリジナルのぼりに関するよくある質問一覧

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