オリジナルタオル制作を請け負っている業者は、どこに頼んでも同じ出来や仕上がりというわけではありません。タオルは何を使っているのか、プリント方式は何なのか、その組み合わせは希望の用途に相性がよいのか等、依頼前に検討しておきたい点がたくさんあります。
そこで今回は、1枚から印刷できる専門店のグッズプロから、オリジナルタオルのプリント品質ガイドをご紹介します。見た目と機能を両立させるポイント、タオルのサイズや厚さの選び方など、品質の良いタオル作りにとても役立つ内容となっています。
会社のノベルティ、ギフト、部活やスポーツチームの応援グッズなど「表面の肌触りが良いオリジナルタオルを作りたい」「印刷方式やオリジナルタオルの種類などの情報や詳細を知りたい」「作り方がわからない、経験がなくて不安」という方はぜひご参考ください。
見た目×機能を両立する オリジナルタオルのプリント設計ポイント
紙の印刷と違って、タオルへの印刷は生地の質やデザインデータの設定が仕上がりに大きく影響することが特徴です。オリジナルタオル製作で失敗しないためにも、見た目と機能を両立させるポイントを事前に知っておきましょう。
ロゴはくっきり、写真はなめらか——生地×方式の最適組み合わせ
オリジナルタオルの製作で見た目と機能を両立させるためのポイントは、適したプリント方式と生地を選ぶことです。近年では、顔料インクを使用したインクジェット方式で綿タオルに印刷する組み合わせが再現性とタオルの風合いを損ねることなく人気となっています。
にじみ・毛羽を抑える——シャーリング／目付の選び方
オリジナルタオルの製作では、にじみや毛羽の少ないタオル生地を選ぶことも見た目と機能を両立させるためのポイントです。印刷時のにじみはシャーリング加工されたタオルを選ぶこと、毛羽は高品質な種類のタオルを選ぶことで抑えられます。
色再現の基本——CMYK設計とベタ濃度・最小線幅の基準
カラーモード、ベタ濃度、最小線幅などオリジナルデザインを作る際の基準を知っておくことも、タオル製作で見た目と機能を両立させるためのポイントです。顔料インクジェットプリントにおける色再現の基本は以下が一般的な基準です。
- カラーモード CMYK：Cyan（シアン）、Magenta（マゼンタ）、Yellow（イエロー）、Key plate（ブラック）のこと
- 最大ベタ濃度 80〜90%以内
- 最小線幅 1.0mm以上
オリジナルタオルのデザイン注文する前に、事前に問い合わせてからデータ作成に取り掛かると安心です。
ギフト・ノベルティで長く使われるために——オリジナルタオルの品質ポイント
ギフトやノベルティとしてオリジナルグッズを用意しても、水を吸わないなどタオルの品質がいまいちだと贈っても使われずに収納されたまま…という状況も予想されます。
長く使ってもらうためには、高品質な種類のタオルで印刷に対応している業者を選ぶことが大切です。
毎日使える吸水・速乾——パイル長と織り密度の目安
日常のどのようなシーンでも使えるタオルは、吸水性がよく、薄すぎず厚すぎずな適度な厚みで乾きが早いことです。一般的に、長いパイルで織密度の高いタオルほど、水分を保持できる繊維の隙間が増えるため、吸水性が高くなります。
型くずれ・毛羽落ち対策——縫製仕様と仕上げ工程
綿のタオルはソフトな性質であるため、洗濯で型くずれや毛羽落ちを起こしやすい傾向があります。一例として今治タオルは、引っ張り力に対しての強度を調べたり、毛羽落ちの度合いが問題ないかを検査したりするなど、製造工程で独自の品質基準が設定されています。
もらって嬉しい個装仕上げとは
オリジナルタオルを製作する際は、個装仕上げにしておくと受け取る方の印象がよくなります。個装仕上げとは、1枚ずつ透明な袋に包装することです。個装仕上げにすることできれいで清潔な状態を保てるため、受け取る方の安心感につながります。
オリジナルタオルのサイズと厚さの選び方 用途から逆算するのが正解
オリジナルタオルの製作では、タオルのサイズや厚さ選びもどうするか悩みどころです。サイズや厚さに迷っている方は、用途から考えると決定しやすくなります。
この項では、専門店のグッズプロで取り扱う商品を用いて、推奨されるタオルのサイズと厚さを一覧でご紹介します。
配布向けは軽やかに——ミニタオル/フェイスタオル
販促でのノベルティ、イベントの記念品、粗品など配布向けでオリジナルタオルの製作をするなら、コンパクトなミニタオルや定番サイズのフェイスタオルが気軽に受け取りやすくて最適です。
タオルの厚みは匁（もんめ）という単位で表記し、グッズプロでは吸水力と耐久性を兼ね備えた絶妙な厚さを採用しています。また、一般的なタオルの標準の厚さは240匁ぐらいです。
物販・応援は存在感——スポーツタオル/マフラータオル
ライブやイベントなどの物販、応援グッズ向けのオリジナルタオル制作なら、スポーツタオルやマフラータオルがおすすめです。コーポレートカラーやチームのカラーなど存在感のある色、ブランドロゴなどデザインが映えやすいサイズです。
ギフトは上質感重視——フェイスタオル/バスタオル
プレゼントや節目のお祝い、周年記念などでオリジナルタオルを製作するなら、特別感や上質感の出やすいフェイスタオルやバスタオルが代表的です。ビッグバスタオルはお子様へのギフトでブランケットとしても活用できます。
オリジナルタオルの制作プロセス グッズプロではブランドイメージを“肌ざわり”で仕上げます
グッズプロでは、顔料インクジェットプリントと発色の優れたシャーリング加工の今治製タオルを組み合わせて、肌触りの良いオリジナルタオル制作を承っています。ここからは、グッズプロのサイトからオリジナルタオル制作の流れをご説明します。
STEP1 目的設計——配布/物販/ギフトとKPI・数量の確定
まず、オリジナルタオル作りでは、目的の設計からスタートします。配布するのか、販売用に作るのか、ギフトにするのか用途を設定していきましょう。
配布向けであれば予算を踏まえて数量はどうするのか、物販であれば必要なKPIの目標値なども確定させていきます。
STEP2 仕様決定——サイズ・素材・プリント方式・個装を選定
次に、オリジナルタオルの仕様を選択・決定します。グッズプロのサイトでご希望のサイズや個装の有無をご検討ください。グッズプロでは、今治製の純国産綿100％のタオル生地に高性能顔料インクジェットプリントの組み合わせで印刷します。
STEP3 デザイン入稿——テンプレ活用／300dpi／塗り足しと安全域
デザインデータの入稿方法は、タオルの購入を完了させてから届く案内メールに記載されています。事前のデータ作成は弊社のサイトから無料でダウンロードできるテンプレートをご活用ください。それぞれのタオルサイズのページからもアクセス可能です。
塗り足しと安全域が設定されており、オリジナルタオル作りが初めての方でも簡単・自由に作成できる便利なテンプレートです。また、ロゴや写真の解像度は原寸で300dpiが推奨されます。
グッズプロのオリジナルタオルのページを見る
オリジナルタオルのプリントでの注意点と解決方法
オリジナルタオルのプリントで注意しておきたい事例をお客様の声やよくある質問からご紹介します。理由や解決方法を記載しているのでぜひご参考ください。
オリジナルプリントの注意点例
- ロゴのエッジがぼやける／線が太る
企業や店舗などロゴのエッジがぼやけるのは、解像度が不足している可能性があります。この場合は、実寸300dpi〜350dpiぐらいの解像度で印刷することが解決方法です。線や文字が細すぎる場合は、太さを調整してみましょう。 - 写真がくすむ・色が沈む
仕上がりがイメージと違う場合は、写真の明るさやコントラストを調整します。また、発色のよいシャーリング加工されたタオルを使うことも解決方法となります。 - にじみ・ズレ（滲色/位置）
にじみを解決するには、にじみに強い顔料インクでの印刷がおすすめです。位置のズレは、安全域が表示されたテンプレートを使用してデザインデータの作成をすると解決できます。 - 色ブレ（リピート時の再現差）
リピート時の色ブレは、使用したインクのロット・生地・機械の違いが影響していることもあります。色見本など条件を業者と共有して、まずサンプルで確認するなど調整することで解決につながります。 - 端処理でデザインが欠ける
デザインの一部が欠けてしまうことを防ぐには、文字や画像、イラスト、キャラクター等は内側に寄せる、塗り足しを設定しておく、縁が目立たないデザインにするなどが解決方法です。
ブランドの世界観に寄り添う グッズプロがデザインテンプレート＆入稿サポートでサポート
ギフトやノベルティなどオリジナルタオルを制作するなら、専門店のグッズプロをご利用ください。塗り足しや安全域がひと目でわかる便利なデザインテンプレート、当社スタッフによる丁寧な入稿サポートなど、初めての方でも安心できるサービスが充実しています。
支払い方法はクレジットカード、銀行振込、代金引換の3種類、配送の送料は別途必要です。印刷する枚数が大量になるほど1枚あたりの価格が安くなってお得です。
完成後の変更・修正・返品・キャンセルはできません。出荷・お届けまでの通常の納期は20営業日以内で、オプション料金を追加すればお急ぎでの納品も可能です。
- 実績は多数！1枚から注文できる
- 肌触りなめらか！シャーリング加工の今治製タオル使用
- フルカラーで鮮やか！全面プリントもOK
質問や見積り希望のあるお客様は、気軽に問い合わせください。顔料インクを使ったインクジェットプリントと肌触りと発色に優れたシャーリング加工の今治製タオルで、長く使えて満足してもらえるオリジナルタオルの完成を実現させていきましょう。
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