のぼり旗を仕立てるなら知っておきたい!チチ加工と棒袋加工のメリット・デメリットを徹底ガイド

2025/11/11

のぼり旗をオーダーするとき、必ず選ぶことになるのが「チチ仕立て」「棒袋(袋縫い)仕立て」

どちらも一見似ていますが、耐久性・見た目・コスト・設置方法などに明確な違いがあります。本記事では、それぞれの加工方法の基本構造やメリット・デメリットを徹底ガイド!

さらに、設置環境や使用期間に応じたおすすめの選び方の概要や、のぼり製作時の注意点もまとめました。

のぼり旗をより長く、美しく、効果的に使うための「仕立て方の基礎知識」を、当社グッズプロの作成ノウハウとともに詳しくご紹介します。

グッズプロ これっきゃない秋支度特集
秋のキャンペーンや期間限定イベントにぴったりな販促アイテムとして、多くの店舗様にご利用いただいています。

こんな秋シーズンにのぼり旗が効果的!

  • ビール&餃子フェアなど秋の味覚イベント
  • お月見だんごなどの期間限定販売
  • 地元の秋祭り・縁日などの催事案内
  • アパレル店舗の秋の衣替えPRに

こんなシーンで効果大

  • 店頭導線沿いに連結設置 → 立ち止まる率が上がりやすい
  • 週末イベントの臨時売り場に設置 → 遠目から「開催中」をしっかり訴求
  • 駐車場・交差点など視認性の高い場所に → 車の中からも一目で伝わる!

のぼり旗の「チチ仕立て」とは?基本構造と種類のしくみを理解する

グッズプロ のぼり旗の「チチ仕立て」とは?基本構造と種類のしくみを理解する

のぼり旗で最も一般的に使われているのが「チチ仕立て」です。

布の端に白いループ状の布(チチ)を一定間隔で縫い付け、そこにポールを通して固定します。低コストかつ手軽に設置できるため、街中の多くののぼりに採用される基本仕様です。

では、チチ加工の詳細を見ていきましょう。

チチ仕立てとは?のぼり旗の定番仕様とその理由

チチ仕立てとは、旗の左側(ポール側)に「チチ」と呼ばれるループ状の布を取り付ける加工方法です。

のぼりポールを通して使用するため、組み立てや取り外しが簡単で、最も一般的な仕様とされています。

メリットとしては、壁やフェンスなどに結びつけやすく、設置の自由度が高い点、また棒袋縫いに比べて加工コストが安価で、価格が安い点が挙げられます。

一方デメリットとして、風の影響を受けやすく、はためきが強い環境ではポール辺(チチを設置している側)の劣化が早まる傾向があります。

長期掲示を前提とする場合は、強度を考慮して仕様を検討しましょう。

チチの「位置・本数・色指定」はどう決める?製作時のポイント

チチの位置や本数は、のぼり旗のサイズやポールの仕様に合わせて決めます。

一般的には、旗の左側に5本程度のチチを均等に配置します。チチの色は白が標準ですが、デザインやサービスによっては背景色に合わせた色指定も可能です。

ポールにしっかり固定するためには、チチ間隔を均等に保つことが大切。製作時にはポールの太さや設置環境を確認し、チチの数や色を指定すると仕上がりの統一感が高まります。

チチ仕立てのよくあるQ&A:裏表の見え方・設置時の注意点とは

チチ仕立ては片面印刷の場合、裏面が反転して見える仕様です。そのため、両面で同じデザインを見せたい場合は、両面印刷タイプを選ぶのがおすすめです。

また設置時にはチチの向きに注意しましょう。風の向きに対してチチ側が風下にくるよう設置すると、旗が舞い上がりにくく安定します。

特に屋外での使用時は、結束バンド等で固定位置を補強すると安心です。

「棒袋(袋縫い)仕立て」とは何か?ポール通しをのぼり旗生地で包む仕様の特徴

グッズプロ 「棒袋(袋縫い)仕立て」とは何か?ポール通しをのぼり旗生地で包む仕様の特徴

「棒袋縫い仕立て」は、旗の端を折り返して袋状に縫い、その中にポールを通すタイプの加工方法です。詳細について見ていきましょう。

棒袋(袋縫い)加工とは?上部・側面に生地を縫ってポールを通す仕様

棒袋加工とは、のぼり旗の上部または左側を折り返して袋状に縫い、その中にポールを通して設置する加工方法です。

メリットは、ポールを生地で包むため、風の影響を受けにくく、強風下でものぼりが巻き上がりにくいこと。耐久性が高く、長期間掲示する場合に適しています。

デメリットは、チチ仕立ての様な“貼りしろ”がないため、壁やフェンスなどにはくくりつけにくい点が挙げられます。また、やや加工コストが上がるため、価格が少し割高に。

設置場所や使用期間を考慮して選択するのがおすすめです。

棒袋加工の「見た目」と「設置性」の特徴とは

棒袋仕様は縫い目が内側に隠れるため、見た目がスッキリして高級感があります。デザインの印象を崩さず、店舗看板の延長のように自然に設置できる点が特徴です。

一方でポールを通す構造上、設置・取り外しには少し手間がかかることも。長期的な掲示や、常設の店舗サインとして使う場合には最適な仕様です。

棒袋仕様で気をつけたい「ポールの太さ」と「縫製の幅」について

棒袋の縫製幅は、通すポールの直径に合わせて調整する必要があります。

ポールが太すぎると通らず、細すぎると風で動きやすくなるため、発注前にポールサイズを確認しておきましょう。

また棒袋部分に縫い目がかかるため、デザイン上の文字やロゴは少し内側に配置するのがポイント。印刷範囲ギリギリに配置すると、一部が縫い目で隠れることがあります。

チチ加工と棒袋加工の違いは?仕様ごとのメリット・デメリットを比べる

グッズプロ チチ加工と棒袋加工の違いは?仕様ごとのメリット・デメリットを比べる

どちらの仕立ても一長一短があります。それぞれのコスト・耐久性・設置性・見た目の観点から、違いを比較してみましょう。

コスト面の違いは?製作単価に影響する要素を比較

一般的に、チチ仕立ての方が製作単価が安価です。加工がシンプルで量産に向いており、短期イベントなどの大量発注にも向きます。

一方、棒袋仕立ては縫製工程が増えるため、ややコストが上がりますが、その分高級感や耐久性が得られます。

なおグッズプロではチチ加工・棒袋加工どちらも細かくカスタマイズ可能。1枚あたりの単価は、チチ仕立ての方がお安くなっております。

耐久性・設置しやすさ・デザイン自由度の違いとは

それぞれの違いについて、下記の一覧表にまとめました。

比較項目 チチ仕立て 棒袋加工
耐久性
設置しやすさ
デザイン自由度

のぼりの耐久性や寿命については「風の影響」が大きく、綺麗に長持ちするという点については、棒袋加工に軍配が上がります。

設置のしやすさは環境によって変わるため一概には言えませんが、大きな差はなく、撤去と設置を繰り返す場合はチチ仕立ての方が少し楽です。

デザイン性について、棒袋加工を○としておりますが、加工部分に重要な訴求が被らないよう注意すれば、チチ仕立てと変わらず自由度の高いのぼりを製作できます。

「見た目重視」と「コスパ重視」、どちらに向いている?

コスパ重視」で多枚数を制作する場合はチチ仕立て、「見た目重視」でブランド訴求を高めたい場合は棒袋仕立てが適しています。

グッズプロなら、どちらの仕様も同デザインで展開できるため、設置場所ごとに最適な仕様を使い分けることも可能です。

店舗前・イベント・屋外設置など用途別に判断 どちらの仕立てを選ぶべきか

グッズプロ 店舗前・イベント・屋外設置など用途別に判断 どちらの仕立てを選ぶべきか

設置環境や使用期間によって、最適な仕立て方は変わります。
この記事では、代表的な3シーンに分けて判断ポイントを解説します。

店舗前におすすめなのはどっち?視認性と耐風性から考える

店舗前に設置するのぼり旗は、通行人や車からの視認性の高さと、風への強さの両立が重要です。この点では、風に強く巻き上がりにくい棒袋仕立てが優勢。

安定して垂直を保てるため、ロゴやメッセージが常に正面から読みやすく、上品な印象を与えます。一方で、頻繁に内容を入れ替える販促店では、チチ仕立ての手軽さも魅力です。

季節ごとのセール告知や、期間限定でのキャンペーンなどの訴求に最適。

「見せる演出」を重視するなら棒袋、「動きのある回転訴求」を狙うならチチと、設置目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

イベント・短期使用に最適なのは?コストと設置スピードを比較

短期イベントや展示会などで活用する場合は、コストと設置スピードがポイント。

この条件に最も適しているのはチチ仕立てです。軽量で安価、取り付けも簡単なため、大量ののぼりを短時間で設置できます。撤去や持ち運びも容易な為、移動イベントでも効率的。

棒袋仕立ては、見た目の安定感や高級感を演出できる反面、縫製コストや設置の手間がややかかります。

したがって、展示や販促イベントなど「短期間で印象を残す」シーンではチチ、企業ブースや屋外常設には棒袋を選ぶなど、使用期間に応じた選択がポイントです。

強風エリア・長期設置なら棒袋仕様?安定感と安全性で選ぶ理由

海沿いやビル風の強いエリアなど、常に風が当たる場所で使用する場合は、棒袋仕立てが断然おすすめです。

ポールを生地で包み込む構造のため、風を受け流してのぼりのバタつきを抑えられます。

またチチ仕立てのようにループ部分が切れたり、ポール側の端が摩耗したりする心配も少なく、長期掲示に最適です。

特に商業施設や屋外展示など、一定期間同じデザインを掲示するシーンでは、棒袋仕様の安定感と美観が生きてきます。

風対策・安全性・デザイン保持を重視するなら、耐久性に優れた棒袋仕立てを選ぶのが賢明です。

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チチ加工・棒袋加工それぞれで押さえておきたい注意点と解決策

グッズプロ チチ加工・棒袋加工それぞれで押さえておきたい注意点と解決策

のぼり旗を長く美しく使うには、仕立てごとの注意点を理解しておくことが大切です。最後に、チチ加工と棒袋加工それぞれで起こりがちなトラブルや、製作前に確認しておきたいポイントを解説いたします。

チチ加工の注意点と対策

チチ仕立てでは、チチの位置・本数を考えずに発注すると、風の影響で裏面が表に回ったり、固定が不安定になったりするケースがあります。

対策としては、設置方向を考慮して風下側にチチを向ける、強風が心配な場合は、チチの本数を増やすオプションを選ぶなどの工夫が効果的です。

グッズプロでは、用途に合わせてチチ数や配置を柔軟に指定でき、理想の仕上がりを実現できます。

棒袋加工の注意点と対策

棒袋加工では、袋部分の縫製幅を確保するために、ポール径を事前に把握しておくことが重要です。ポールが太すぎると通らず、細すぎると風でのぼりが動きすぎることがあります。

またデザインの端にロゴや文字を配置すると、袋縫い部分に隠れてしまい、仕上がりが不自然になる場合も。縫い代を考慮した安全マージンを設けてデザインデータを作りましょう。

グッズプロでは、棒袋加工をお選びいただいた場合でも、販売している全てのポールが使用可能なため、安心してお選びいただけます。

のぼり旗の導入時は、関連するアイテムを同じ店舗で揃えるのがおすすめです。

グッズプロでは用途・予算・デザインに応じて最適な仕立てをご案内します

グッズプロ グッズプロでは用途・予算・デザインに応じて最適な仕立てをご案内します

のぼり旗をより効果的に活用するためには、デザインや印刷だけでなく、仕立て方法の選択も大切なポイントです。

チチ加工・棒袋加工のどちらにもメリットがあり、使用場所や目的によって最適解は異なります。

グッズプロでは、初めてのお客様でも安心して選べるように、購入前に確認できるイメージイラストや、ご利用ガイドを完備。

用途・設置環境・予算などをもとに、最適な仕立て方法を丁寧にご案内しています。

1枚からの小ロット発注もOKで、全国発送にも対応。企業プロモーションから店舗装飾まで、目的に合ったのぼり旗をトータルでサポートいたします。

ご利用ガイド「チチについて」

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